Part5.彼氏を作るために始めた【出会い系サイト】で気が付いた私の本当の気持ち

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主婦のわたしがまずはどうやって男性と出会おうか?と考えたとき思いついたのは、出会い系サイトでした。いろいろ検索してみると出会い系サイトってたくさんあるようで、大人の出会いっぽいものから、女子高生がお小遣いを稼ぐために使いそうなサイトまでとにかくたくさんの種類がありました。

その中でも私にあいそうなサイトは一つでした。

このサイトを選んだ理由は、年齢認証がしっかりしていて未成年がいないというところと、デジログという日記のような機能があってそこで交流できるという点でした。

年齢認証があまそうなサイトは、未成年が多くいそうだし、それと同時に援助交際目的のような男性の率も高そうだと思ったからです。

あと、いつか実行するであろう離婚が控えている私は、夫に内緒の貯金をできる限りしておきたいという気持ちがあり、メールやチャットでMONというポイントが貯まり換金できるところも決め手に。

そんなこんなで出会い系サイトデビューをこの年になりすることになった私ですが、まずはデジログという日記をこまめにつけて、反応を見ることにしました。

写真は顔は載せられないので、体の一部分を使いアイコンに。アカウント名はふせますが、このデジカフェとの出会いが私にとって、心の支えというか、夫の不倫という現実を書きだすことで消化できたというか、ちょっとした楽しみになっていきました。

デジログに書くことは私の恋愛観や、夫が不倫していたことなどです。

ちょっとした私の気持ちのはけ口というか、愚痴のようなものまでなんとなく書くと、その後男性からメッセージが届いたり、スキといういいね!みたいなハートが届いて、私のことに興味を持ってくれる人がいるんだなと思うだけで励まされるような気持ちになりました。

そこから何人か、個人的に連絡のやり取りをするようになった男性もいて、やっぱり恋愛っていいな!なんて思ってみたり、でもどうせ奥さんがいるのに遊びで出会いを求めてるような男なんて…と、沈んでみたり、やっぱり私は傷ついてたんだなと泣いてみたり、情緒が不安定な自分に自信を無くしたりと、なんだか心の中は忙しく、今まで私は冷静に旦那に冷めたようなつもりだったけれど、そうではなかったことに驚いてみたり…

きっと誰もが、裏切られたほうは時間がたっても心に傷を抱えながら生活を続け、シタ側に愛情を求めれば求めるほど、その愛情を受け取れない事実に疲弊して、どんどんつらくなっていくという底のない地獄なんだろうと私は思った。

あの時私は、割り切って仕事だと思い妻をやってこうと思ったけれど、そう考えるまでに何度も、夫に話をしたらどうなるかというシュミレーションを頭の中で行った。

そして、そのシュミレーションはすべて悲惨な結末だった。

これだけ悪い妄想をし尽くした私は、気が付けば体重は数キロ痩せていた。つらく苦しい妄想はカロリーを使うようだ。

なんか顔色も悪いし、これじゃいけない!と開き直った結果が今である。寝室も別にすることにも成功したし、私にはもうここはパラダイスだ!と思うようにしよう。住めば都というではないか。

part6では、出会った男性のことを少しずつ書いていきたいと思う。

 

 

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