最近、男と女というか人間関係について、初めて気が付いた当たり前なことがあります。
それは言わないと気が付かないし、伝えないと何の解決にもならないということ。
我慢の先には、ただの苦痛と怒りしか生まれないという事実。
経験が少なかったわたしは受け身の待つ女だった
人生の中でわたしは、臆病で恋愛をあまり経験してこなかったタイプ。恋愛に対しては、常に受け身で、いつも相手が行動を起こすのを待っている女だった。
当然、自分からああしてほしいとか、こうしてほしいとか、こういうのは嫌だとか、本音をあまり言えず、相手に合わせてきた。
そんなわたしだったが、今の彼にはそれがいえる。
思ったことをすべて口にしても、大丈夫なのだ。むしろそれをすることでうまくいっていると感じる。
なぜ、今までそれが言えなかったのかを考えたら、私なりに出た答えがある。
相手の気持ちが手に取るようにわかってしまう私は、相手の気持ちを害さないことしか言わないようになっていたのです。
複数股癖のこうきくんとの時もそうだった。
基本的には私たちは喧嘩はしなかった。理由は、私が本音を言わなかった(言えなかった)からだ。
この時もそうだった↓
こうきくんは、やたらと椅子をプレゼントする男だった。
だからこの時、ピンと来たのだ。くみさんに送るLINEを間違えて私に送ったことを。
だけれど、喧嘩をしたくないし、伝えたところで何もならないことをわかっていたわたしは、こう返している。
わかってないふりしている。
くみさんが引っ越しをするために、家を探していて一緒に見に行ったことも知っている。
こうきくんはこういっていた。「くみさんは友達とシェアして住むんだけど、その友達が一緒に行けなくなっちゃったから、仕方がなく一緒に行った。」となんともつじつまの合わない言い訳をしていたことを思い出す。
こうやっていつも、無茶苦茶な言い訳をするところが、馬鹿だなと思っていたけれど、もちろん本音は言わないようにしていた。
やたら椅子をプレゼントしてきたときは、正直いらなかったけれど、喜んでいるふりをちゃんとする。そんなウソの関係を1年続けた結果、心は本当に疲弊しきっていた。
こうきくんとの恋は私の人生を好転させるきっかけとなった
なのになぜ、そんな状態でこうきくんと1年も一緒にいたのかというと、ただの意地だったと思う。
もちろん幸せとは程遠い状態に陥っていた。
だけれど荒療治とはよく言ったものだ。
このこうきくんとの経験があって、最後は自分の気持ちをはっきりと伝えることが出来たし、自分からしっかり、こうきくんとの関係をくちゃくちゃに丸めてゴミ箱に捨てることが出来た。
正直、この経験が自分の自信につながったのである。
ただ不倫を暴露して、ぎゃふんといわせてやることが目的ではなかった。
自分自身、けじめをつけるための行動だった。
けじめをつけた後に送ったLINEを第1話に掲載している。
この時の文面からもわかるように、こうきくんのことはまだ好きだった。
だけれども価値観が合わない現実があるから、別れるしか選択肢はない状態だったわけで、このまま私が何もせず、口をつぐみ、不倫のことも、複数股のことも黙っていれば、股をかけている、一人の女かセフレという立ち位置で、きっと関係は続いていくだろう。
他の、長く一緒にいる女たちがおそらくその立ち位置に収まっているのだ。
わたしの本音は、「私だけを好きでいてほしいし、ほかの女と体の関係を持つなんて気持ちが悪いし、許せない!」それは変えられない、私の感情からくるものだからだ。
「自分が変われば相手が変わる」が無意味な人間がいるという事実
こうきくんとみっちゃんの、ギター不倫を知った直後に、私が本音を伝えていれば、その時に関係は終わっていたんだろうと思う。
だけどその時は、我慢してでも一緒にいることを選んだのだ。
なぜならまだ、私にできることがあると思ったからだ。
そんなものあるわけないのに、恋愛に対して未熟な私は、相手が変わる可能性を信じていたのだ。
よくある言葉で、「自分が変われば相手も変わる」みたいな神話を信じていた私。
あの神話は、良心をもった人間にしか通用しないという前提を知らずに…。
そもそも、人を傷つけることに抵抗のない人間に対しては、無意味な方法なのです。
だから、いまそう考えて、浮気を許そうと努力をしたり、彼が浮気を繰り返すのは、わたしが変わることで変えられるんじゃないか?なんて考えて、今苦しんでいるのなら、現実をみてほしいと思います。
浮気をするような人は、そもそも人を傷つけることに対して心を痛めるようなことはありません。
ようするにあなたにできることは何もないということです。
その事実を知るきっかけとなったのが、こうきくんとの恋だったわけで、彼は私の人生を劇的に変えるこのになったキーパーソンなのです。
自分の周りの人間関係の大掃除をした結果
そして、心を痛めることのない人に対して、優しくする必要がないことを知った私は、人間関係の大掃除をすることを決意し、しっかりと分別し、ごみ捨てができたのです。ゴミというといい方は悪いですが、世の中に自分だけが得をすればいいし、人を傷つけることに心を痛めることもないし、嘘ばかりでいつも取り繕ってるような人は沢山います。
別に優しくしないだけで、いやがらせをするとかそんなことはしません。
そういう人とは、関わらないようにするというスタンスを確立しただけなのです。
時間は有限ですから、優しくしたら、あたりまえに優しさで返してくれる人と関わる方が幸せに決まってます。わざわざ、自分の大切な時間を、無駄になるとわかっている人に使う必要はありません。
それを貫くことが出来るようになったことで、今まで無駄に抱えていたストレスがなくなり、さらには、自分自身と価値観が近い人だけが、自然と残るということに気が付けたわけです。
そして、今の彼と出会うことができ、そのままの自分の考えを伝えられ、彼も同じ考えがあり、価値観が近い人だと知れたことがきっかけで、この考えが正しかったと確信に変わりました。
本音を伝えることの大切さと、価値観が合わない人をさけるという生き方が、幸せに生活していくために必須となることを、この年になって初めて知った、MARUKOでした。
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